男子FINAL3決勝 試合結果!!


   VS神戸大学   11/23(祝 )  in宝ヶ池球技場

   1Q 2Q 3Q   4Q total
同志社大学  3       
神戸大学 15


 得点者
  #28  山下  (2) 
  #11  木目田 (2)
  #29  福田    
  #1   岡崎 


卍丸レポート

屈辱の行方
10月2日の事だ。部員全員にこんなメールが届けられた。
「みんなで宝ヶ池に行こう!そして、観客の前で勝って、河原を胴上げしよう!」
あれからおよそ2ヶ月が経った。そして我々は宝ヶ池のグラウンドに立っていた。
その日の宝ヶ池は吸いこまれそうなくらいの青空が広がり、午前中に女子が優勝を決めている。会場はこれ以上ない程に熱気を帯びていた。
 
唸るような歓声の中、先取点を奪ったのは同志社大学。ご存知重量級MF山下(#28)の痺れるようなミドルシュート。今年副主将として授業をも犠性にする男の華々しい一発だった。
これに勢いづいた同志社は今年度神戸大学のトレードマークでもあるボックスゾーンDFを攻略にかかる。頭脳派フィーダー福田(#29)、クイック上手のバイリンガル木目田(#11)のゴールデンコンビが中心となり次々に神戸ゴールに襲いかかるものの枠を外れて惜しくも得点には結びつかない。
流れは同志社か?そんな気持ちを打ち破ったのは神戸#14筒井。1ON1からのこれまた豪快なミドルで試合を振り出しに戻す。その後も両チーム積極的なオフェンスを展開するものの1Qは均衡のまま終了した。
 
2Q、先手を取ったのは神戸大学。
例年よりも戦力を落としてはいるもののタレントは健在。3年前より将来を嘱望されてきた今期の四回生がここで爆発する。#11小室、#10宮崎が立て続けに得点。またFace offにおいては#24谷所がきっちりポゼッションを獲得する。
少しずつ、けれども確実に、神戸が流れをものにしようとしていた。
だが少々のリードでは折れない強い心が今期の同志社の持ち味。堅いDFと立て続けのビッグセーブでこれ以上の失点を許さない。
神戸大学は1Qより引き続きボックスゾーン。木目田の試合前のコメント、「神戸ゾーンを崩すだけの策はいくらでもある。」の言葉通り、神戸の喉下まで幾度となく迫るものの、あと一歩、本当に後一歩の所で追加点を逃す。確かに、球をまわしゾーンを広げ、そこで1ON1をしかけてゾーンを崩してショットという流れは徹底されている。結果は現れてきていたはずだった。今期のリーグ戦において関西では異色のプレースタイルとして他チームを振るえあがらせた福田・木目田のジュラルミン製パイプラインが反撃の1点をあげたのもその成果である。1点のビハインドであるが確かな手応えと、逆転への足がかりを手にして前半を終了した。
 
それはとても些細な一つのプレーに過ぎなかったのかもしれない。しかしながら、何かの意志に導かれたようなそのプレーは同志社のリズムを奪ったのだった。
後半開始直後、ポゼッションを獲得した神戸#10宮崎がクリースにフィードを放り込む。さばかれるべき相手を見失ったボールは何かに導かれるように同志社ゴールに吸いこまれた。
このプレーが火付けの役を担ったのかどうかはわからない。だがこのプレー以後、同志社はリズムを失ったかのように失点を重ねる。
同志社のDFのファールによってマンダウン。そのチャンスを神戸#7服部がまずはエキストラのミドルシュートから絶妙なほどのコースに5点目。
直後のFace Offから#24谷所が確実にポゼッション。そしてセットオフェンスから再び#7服部がカットからのショット。6点。
立て続けに服部が5点目の再現のようなエキストラオフェンスからのショットで7点目。
必死に食らいつこうとする我々を足蹴りにでもするように、往年の必勝パターンを思い出した神戸はその差を5点と広げる。
しかし、自分たちの力を一番信じているのは我々自身のはず。#11木目田がこの流れを断ち切るべく3点目を挙げるが、その後に神戸は連続ゴールを奪い3−9。いよいよ最終クォーターに突入する。
 
「意地」。そんな言葉がピッタリとはまる滑り出しで始まった4Q。
フィーダーとしてアシストを重ねつづけてきた月見草・福田(#29)が花を咲かせたような勝負強い1ON1から反撃の狼煙をあげる。
続いてこの試合では1Qから徹底マークを受けているものの、関西ではビッグネームになりつつある寝屋川のマトリックス・岡崎(#1)が今期の同志社を象徴するかのような泥臭いシュートで点差を四点と縮める。
しかし反撃はここまでだった。
ここまで必死の防戦をみせたDF陣だが、激しい戦いの中で彼等の体力と筋肉は限界に近づき、疲労はピークへと達していた。
神戸#12田中がこのクォータ五得点。必死に追いすがるものの神戸の背中は遥か向こうに霞んでいた。
 
完敗
 
まぎれもない完敗であった。
 
試合が終わりグラウンドに崩れる同志社の選手達。けれども我々は本当にベストを尽くしたのだろうか?
まだグラウンドにうずくまるには早すぎる。我々には全日という舞台が待っている。いま我々に出来ることは今日の負けを明日に生かすことだけ。
 
コーチ寺崎氏の言葉。「今日の負けが、きっと財産になる」。
私は忘れられない。神戸戦以後、あの敗戦を生かすかのように黙々とグラウンドを走る浅野の姿を…。
 
そんな人間がいる限り、決して同志社は死なないはず。