第二戦 対甲南大学 8/31 @太陽が丘球技場
| 1 | 2 | 3 | 4 | total | |
| 甲南大学 | 1 | 2 | 2 | 3 | 8 |
| 同志社大学 | 3 | 2 | 2 | 3 | 10 |
score
山下3、鈴木2、田中2、玉野2、岡崎1
赤い彗星。甲南大学オフェンス陣が繰り広げるスピード感溢れる攻撃は、そう形容できるだろう。
幸か不幸か、我々同志社は本拠地田辺グラウンドにほど近い、京都・太陽ヶ丘グラウンドにて、この恐るべき破壊力を秘めた敵・甲南大学を迎え撃つ形となった。
この試合にあたって、我々のキーワードは「コツコツと」。同志社に華麗なプレースタイルは似合わない。ボクシングに例えるなら、ひたすら「ボディーブロー」を叩き込むように、グラウンドボール、クリア・ライドといった地味なプレーをコツコツ積み重ね、最後に接戦をモノにしようといった意味がこの言葉には込められていた。
試合開始直後、いきなり甲南OF陣が牙を剥き襲いかかる。息をもつかせぬ連続攻撃にたまらずファールを犯し、マンダウン。先制を許してしまう。しかし、我々はあわてなかった。接戦になることは予想済み。ここから反撃が始まった。ひとたびグラウンドボールになれば、まるで蜜に群がる働き蟻の如く全員がボールへ殺到。「コツコツ」を実践することで、徐々にペースを掴みだす。そして、山下のゴール裏からのフィードにフィールドの貴公子・玉野(#7)がクイックであわせ同点に追いつく。続いてエキストラのチャンスを鈴木→田中のゴールデンコンビがものにし逆転。さらに、Mr.ロールマン・鈴木(#11)が今度は自ら決め3−1。そして、1Q終了間際、リスタートのスキを突いて主砲・山下(#28)が火を噴き4−1とリードを広げた。
だが、甲南もこのまま黙っているはずがない。第2Qが始まると甲南OF陣が再び襲いかかる。彼らの素早いパス回しから崩され2点目、3点目と失点を重ねてしまう。一方、同志社も無限の体力を誇る永久機関車・羽原の泥臭い粘りのF・Oでポゼッション時間を確保し、追加点を狙うも決定打を欠き、なかなかゴールマウスを割ることが出来ない。結局、クォーター終了間際のサヨナラ男・山下の得点と同時にハーフを迎え5−3で前半を折り返すこととなった。
第3Q、試合も後半に突入し、いよいよ、シーソーゲームの様相をみせる。甲南#8の得点に始まり、さらにファウルによるマンダウンと、立て続けのピンチに見舞われる。このマンダウン中、甲南の素早いリスタートからゴールを奪われてしまい、ついに同点に追いつかれてしまう同志社。だが、試合が振り出しに戻ったことで、しばらく沈黙を続けていた同志社OF陣にエンジンがかかる。左裏の1ON1からカリスマラクロッサー・玉野が、そして、ポイントゲッター田中(#29)が抜群の嗅覚でゴール前のこぼれ球を拾い、それぞれゴール。7−5と再度リードを奪い第4Qに突入した…。
4Q。開始早々、回転式バルカン砲の異名をもつ山下(#28)が得意のロールから三たび火を噴き、ハットトリックを達成。甲南を突き放しにかかる。だが、ここで我々を未曾有の危機が襲うことになる。これまで必死の防戦を展開していた同志社DF陣。皮肉なことにその必死さがあだとなり、無情にもフラッグが一枚、二枚と宙に舞う。そして、まさかの三枚目がグラウンドへ…。3マンダウン。最後の砦、守護神・佐古もこれには為すすべがなく8−7と一気に1点差まで追い上げられる。俄然、盛り上がる甲南ベンチ。ペースは間違いなく甲南に傾こうとしていた…。が、この流れを引き戻した男がいた。サンバの伝道師・岡崎大輔(#1)である。ライド成功後のチャンスボールを得意のダイブでゴールに叩き込む。すると、元祖切込み隊長・鈴木もそれに負けじと後に続いて追い討ちをかける。ラスト5分。甲南はゴーリーを動員してのドラゴンディフェンスを繰り出すが、OF陣がこれを振りきり、10−8で遂に試合終了の笛をむかえた。