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ラクロスの起源

ラクロスの起源は17世紀で、北米のインディアンが闘争訓練のために行っていたものを、フランス系の移民が発見し、それをスポーツ化したもの。広大なフィールドで戦闘や狩に必要な耐久力、勇気を養うものだったとされている。また、インディアンが使用していた道具が、僧侶の持つ杖(Crosse)に似ていたことから「La-Crosse」と呼ぶようになった。男子と女子ではルールが著しく異なり、また用具も異なっている。

ラクロスとは?―地上最速の格闘球技―

金属製のクロス(先に網のついたスティック)を用い、ヘルメット、ショルダー(肩及び胸部の防具)、アーム、グローブ(腕部の防具)などの防具を身につけ、直径6cmのボールをクロスを使って奪い合い、相手のゴールを狙う。また、相手選手に対するボディーチェックが許されておりトッププレイヤーのシュートは最高時速160kmを超える事から「地上最速の格闘球技」と呼ばれる。日本では大学で盛んなスポーツであり、大学から競技を始める事が多い。そのため、大学から始めても関西ユース・関西代表・日本代表に選ばれることが可能となる。

クロス

網のついたスティック。
オフェンスが使うショートスティック、ディフェンスが使うロングスティック、ゴーリーが使うゴーリースティックの3種類がある。
ボールはクロスの網の部分に入れて運ぶが、そのまま走るとボールが落ちてしまうorボディーチェックによって落としてしまうので、クレードル(英語で「ゆりかご」)と呼ばれる動作でクロスを振りながら、その遠心力でボールを運ぶ。

ルール

競技フィールドは100.6m×54.8m。試合は10人対10人で争われ、1試合は20分×4クォーター。選手の交代はフライと呼ばれ、何回でも交代は可能。
1チーム10人のうち、アタック3人・ミッドフィールダー3人・ディフェンス3人・ゴーリー1人というポジションに分かれており、オフェンス時は6人、ディフェンス時はゴーリーを含め7人で守らなければならず、残りのプレーヤーはハーフラインを超える事が出来ない(オフサイドルール) ポジションについてはポジションの説明を。
さらに特徴の1つとしてクロスを用いて相手にプレッシャーをかけてもよく、アメリカンフットボールやアイスホッケーに似ている。ボールを保持している選手のグローブやクロスを叩くこと、タックルすることは可能。また、ルーズボール時(ボールがどのチームにも属していないとき)にボールから半径3ヤード以内にいる選手に対しては、タックルが許されている。